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主な膠原病の特徴

膠原病とは厳密には最初に発見された関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、強皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎、結節性多発動脈炎を指します。

しかし、最近では、他にも膠原病の仲間に入れられるようになったものもあります。

○関節リウマチ

推定患者数:約70万人

好発年齢:30~60歳代

主な症状など:関節の炎症による痛み、腫れ、変形など。

       血管にも炎症が起こる場合を悪性関節リウマチという。


○全身性エリテマトーデス(SLE)

推定患者数:約5万2000人

好発年齢:20~40歳代

主な症状など:蝶型紅斑(頬に蝶の羽を広げたような形の発疹)などの発疹、腎障害によるむくみ、中枢神経障害による痙攣や鬱状態


○強皮症

推定患者数:約1万人

好発年齢:30~50歳代

主な病状など:レイノー現象、皮膚の硬化など。
       
       内臓の硬化が起こると、消化管の異状による胸やけ、飲み込みにくいなどの症状や肺線維症、不整脈、腎不全などがおこることもある。


○多発性筋炎

推定患者数 約4000人

好発年齢:30~50歳代

主な症状など:筋肉の炎症で筋力低下が起こり、しゃがむと立ち上げれない。

       物を飲み込みにくいなど。


○皮膚筋炎

推定患者数:約3000人

好発年齢:10~70歳代

主な症状など:筋肉の炎症で筋力低下が起こり、しゃがむと立ち上げれない。

       物を飲み込みにくいなど。

       50歳台以上の皮膚筋炎の人の約半数が、がんを合併。

○混合性結合組織病

推定患者数:約7000人

好発年齢:10~60歳代

主な症状など:レイノー現象、手の指がソーセージのように腫れるなど。

       さらに、SLE、強皮症、多発性筋炎のうち少なくとも2つの病気の症状が同時におこる。


○シェーグレン症候群

推定患者数:約20000人

好発年齢:40~50歳代

主な症状など:外分泌腺の分泌液をつくる部分、外に出す部分に炎症が起こる。

       目や口が乾く、虫歯が増える、耳下腺などが腫れる、レイノー現象など。
       ほかの膠原病を合併することがある。


○リウマチ性多発筋痛症

推定患者数:不明

好発年齢:60~80歳代

主な症状など:靭帯や筋肉を包む膜などの炎症による、首、肩などの筋肉の痛みなど。

       側頭部脈炎などを合併することがある。


○ベーチェット病

推定患者数:約1万6000人

好発年齢:30~50歳代

主な症状など:口腔内アフタ、発疹、痛みを伴なう外陰部の潰瘍、目の炎症など。

       目の炎症を放置すると、視力が低下したり、失明する場合もある。


○血管炎症候群

血管の壁に強い炎症がおこるタイプの膠原病を血管炎症候群といい、下記のような病気を含みます。

●大動脈炎症候群(高安病)

推定患者数:約5000人

好発年齢:20~40歳代

主な病状など:大動脈とその分枝におこる。

       脈拍や血圧の左右差、手のしびれ、めまい、失神、首の血管の圧痛など。

●結節性多発動脈炎

推定患者数:約2000人

好発年齢:50~60歳代

主な病状など:中程度の太さの血管に起こる。

       発熱、関節や筋肉の痛み、臓器の血流障害など。


●アレルギー性肉芽腫性血管炎

推定患者数:約450人

好発年齢:30~60歳代

主な症状など:気管支ぜんそくを合併しやすい。

       発熱、手足のしびれなど。


●顕微鏡的多発血管炎

推定患者数:約2300人

好発年齢:60~70歳代

主な症状など:主に細い血管に起こる。

       肺出血、腎炎などを起こす。

       このほかに、結節性多発動脈炎に似た血管炎の病状など。


●側頭動脈炎

推定患者数:約690人

好発年齢:60~80歳代

主な症状など:側頭部の血管の炎症により、側頭部の痛み、食べ物をかんでいると顎の疲れがでる。

       視力障害など。


●川崎病

推定患者数:不明

好発年齢:子供に多い

主な症状など:発熱、発疹、リンパ腺の腫れ、心臓の動脈の血管炎など。


●ウェグナー肉芽腫症

推定患者数:約1000人

好発年齢:30~60歳代

主な症状など:多数の臓器に血管炎が起こる。

       鼻血、鼻詰まり、中耳炎、肺炎、腎炎など。


●過敏性血管炎

推定患者数:不明

好発年齢:30~50歳代

主な症状など:毛細血管などに起こる。

       薬剤(一部の抗菌薬など)服用後に発熱、発疹など。

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