膠原病は、まだ原因がはっきりとわかっていないため、完治させる方法は見つかっていません。
そこで治療では、まず炎症を鎮めて、症状が治まった寛解の状態にすることを目指します。
同時に、再び病状が起こる再燃を防ぐことが治療の目標になります。
そのためには、早期発見、早期治療が最も大切です。
病気が全身に広がる前に早期発見して治療を始めれば、病状を抑えることは可能なのです。
副作用などをコントロールしながら適切な治療を続けることで再燃を防ぎ、寛解状態を保つということです。
治療の中心となるのは薬物療法です。
○非ステロイド性消炎鎮痛剤
免疫の異常を抑制する働きはないが、炎症を抑え、関節の痛みや発熱などの病状を和らげる作用があります。
関節の炎症や痛みがある場合や、関節リウマチで、抗リウマチ薬の効果が不十分な場合などに使われます。
○ステロイド薬
治療の中心となる薬で、免疫の異常と炎症を抑える作用があります。
○免疫抑制薬
免疫の働きを強く抑える薬で、ステロイド薬の効き目が不十分なときに併用すると、ステロイド薬の効果を増強させることができます。
また、副作用などでステロイド薬が使用できないときにも使われます。
ただし、健康保険は適用されていません。
○抗リウマチ薬、サイトカイン阻害薬
関節リウマチの治療に使われる薬で、第1選択となるのが、免疫の異常を抑える抗リウマチ薬です。
さらに最近ではサイトカイン阻害薬という新しいタイプの薬も出ています。