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膠原病のその他の治療法

薬物療法だけでは十分に効果が得られない場合、次のような治療が行われることもあります。

○γグロブリン大量投与

健康な人の血液中にあるγグロブリンという抗体を大量に点滴で投与する方法です。

難治性の多発性筋炎・皮膚筋炎に対して効果が高いとされています。

残念ながら健康保険は適用されず、治療費が高額になるためなかなか行われないのが実状です。


○自家末梢血幹細胞移植

免疫の異常を引き起こしている免疫細胞は骨髄にある幹細胞から分化して生まれます。

この幹細胞から異常を起こす細胞を取り除いて、健康な状態にもどそうとするのが自家末梢血幹細胞移植です。

幹細胞の一部は血液中に流れているので、体内の異常な免疫細胞を強力な薬剤で殺してから、採血して幹細胞だけを取り出し、増やします。

そして、再度、体内の異常な免疫細胞を殺した後、増やした幹細胞を体内に戻します。

ただし、副作用として、体内の免疫細胞をすべて殺すと感染症が起こる確率が非常に高くなります。

そのため、通常、55歳以下で臓器障害がすすんだ人だけが対象で、主に強皮症の場合に行われます。

これも同じく健康保険は適用されていません。


関節リウマチに対して、白血球除去療法(LCAP)が行われる場合もあります。

血液を体外に取り出して、免疫にかかわる白血球を血液中から除去してから体内に戻す治療で、症状は治まりますが、骨の破壊を止めることは出来ないと考えられています。


膠原病は以前は死亡率も低くない病気でしたが、寛解状態を保つ方法がわかってきたことで、社解復帰できる人も珍しくなくなりました。

サイトカイン阻害薬の種類が増え、今ある薬が効かない人にも効果のある薬が現れる可能性が高くなっています。

関節リウマチの治療薬の他の膠原病への効果についても研究がすすんでいます。

原因となる遺伝子の研究も進められており、動物では少しずつ解明されているため、人間の遺伝子でも研究がすすめば膠原病の予防法が明らかになり、治療法も大きく変わると期待されています。

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